このレビューはネタバレを含みます
二度の決断。
一度目は赦し(ではないかもしれないけど、真っ当に生きること。)
赦しは、赦される側というのはたとえ裁かれなくても罪悪感(またはいつ復讐に会うかの恐怖?)を抱えて生きなければならないが、
赦す側というのは堂々と己の正義を全うできる。
そういった意味で自分の人生の正義を守れる、美学を守れる尊さが全く違う。
二度目は、覚悟。なんと形容したらよいかわかりかねたが、レビューをみて、復讐+それだけでなく自分も相手と同じことをしてしまうことの苦しみと覚悟でああいった決断をされたのだろう。
その背景には法廷劇があり、やりきれない。報われない。なんでこんなことになって、相手が裁かれるどころか、自分が追い詰められて相手は釈放されて、もうなんでさらにこんな目に遭わないといけないんだ。という気持ちのやりきれなさ。
そしてさらにその背景に相手方のみんなグル感、、ちょっとリアルで怖かった。。
途中からのギリシャのシーンは見ていてもハラハラするくらいでした。
でも最後に味方弁護士に感謝を伝えられたのはよかったな。大事だよな。
あの言葉と生理きた(精神的ダメージから一定程度回復した予兆?)でこれからの人生を歩むのかと思いきや…でした。
シリアスというか、思ってた以上に重いテーマでした。最後にテロップ出るように、ただの事件です終わらせるテーマではなく、政治的テーマも絡めての社会派映画。
数年前にブックマークしたままでしたがやっとみれてよかったです。