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女は二度決断するのRyuのレビュー・感想・評価

女は二度決断する(2017年製作の映画)
3.8
これは胸糞の部類ですね。外国人を標的にした残忍極まりないテロ。これだけでもうかなり堪えるものがあるのですが、そこからの裁判がもう辛い。監督もトルコ系ドイツ人ということでリアルさと説得力がかなりありました。相手側の弁護人がマジで憎たらしい。そら依頼されてるから仕方ないかもしれないけど、あくまで弁護人は正義のもとに行動するものだと思います。それがこのクソハゲ弁護人には一切なく、さらにカティヤの傷をえぐるようなことしてくるのが卑劣すぎるだろと思いました。そしてダイアン・クルーガーの演技がスゴい!気丈に振舞ってはいるもののあのゲッソリとした感じは胸が痛みました。ラストはホントに悔しくて悲しくて・・・。人種差別テロの残忍さや裁判の理不尽さなどメッセージ性も感じることができて観てて辛かったけど、観て良かったと思える作品でした。
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