十一

BPM ビート・パー・ミニットの十一のレビュー・感想・評価

4.1
普通に生きていては政治を意識することはない。政治が求められる場には、切実な生存への欲求があり、闘争の必然がある。理想や思想からではなく、生活と性愛の必然から、実存的な問題として、生臭い存在感を放っているのが、生きた政治の本質なのだ。彼らの限られた火花のごとき生が、観念的な政治の概念を再活性化する。
十一

十一