ブタブタ

ジュピターズ・ムーンのブタブタのレビュー・感想・評価

ジュピターズ・ムーン(2017年製作の映画)
2.0
カンヌ映画祭で審査員のウィル・スミスが大絶賛した理由が分からない。
予告編にあったシーン。
水がどんどん上がってきて溺れそうになる、アリソンを抱きかかえる男性がアリソンの頬に「大丈夫だ」と言わんばかりにキスする。
あの男性はシュルテン医師ではなく全然違う人で最初の方の特に関係ないシーンだった。
あんな感じのアリソンとシュルテンの大冒険が見れると思ってた。
浮遊シーンはスーパーマンみたいに自分の力で飛ぶのでなく、自分を中心に重力や引力を操って地球の引力から完全に解き放たれたみたいになる、あの浮遊感はCGなしって触れ込みを別にしてもどうやって撮ってるんだろうと思うぐらい。
しかしアリソンの「奇跡」が世界や何かを変えたのか?って思うとそんな事もないように感じるし。
カタルシスがない。
難民や差別、内戦等の問題を提示しながら只描いてるだけで、ソレに対するアリソンの「奇跡」がどう作用したり、例えファンタジー的にでも何らかの答えや解決を見せるとか映画何だからそれくらいの事やっていいのでは。
軍隊が押し寄せて来てアリソンが世界を回して全部無力化させちゃうとか、浮遊するアリソンの姿が世界中に拡散されてキリストの再来とか「救世主」の出現とか、世界の「意識」みたいなものを変革させていくとか。
最後の数かぞえてる子供は何だったのだろう。
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