このレビューはネタバレを含みます
先日、祖母に癌が見つかったと報されてから、毎日うっすらと死について考えている。
死を強く意識した彼女は今、どんな気持ちだろうか?わたしは彼女に一体どんな言葉をかければ良いのか?
ちょうど(という言葉を使うのはあまり好ましくないけれど)、そんな状況の中でこの作品に出会えたわたしは本当に幸運だと思う。
一つ一つのシーンが、台詞が、何でもないやりとり全てに何か光るものがある素敵な映画。
無だ。無なら、微笑むのだ。
ハリー・ディーン・スタントンの目の演技の素晴らしいことは言うまでもないし、デヴィッド・リンチが丸い役を演じているのもなかなか良かった。
陸ガメのエピソード、とても好き。
あとあのハーモニカには完全に心を揺さぶられてしまった...