宮廷で繰り広げられる愛憎劇。
スチュアート朝最後の女王アン(オリヴィア・コールマン)、アンの幼馴染でベッドのお相手でもあるマールバラ公爵夫人サラ(レイチェル・ワイズ)、サラのいとこで没落貴族のアビゲイル(エマ・ストーン)
女性たちの三角関係によって、国の行く末にまで影響するなんて…。
アビゲイルの落ち度は、見初められて成り上がっても、生殺与奪を握られていることを忘れたこと。
結局、絶対的な権力には誰も敵わない。
それがまるで幼子のようにわがままで短気で移り気な痛風持ちの女王様でも。
超広角レンズでの撮影やロウソクの火だけの舞踏会など、バロックの世界観を効果的に引き立てて豪華。
反面、fuck連発の現代口語の会話や下劣な遊びで興じる上流社会も表現されており、非常に際どくて面白い。
ヒール靴を履いて、高いカツラを被り、化粧をほどこした男性陣のお洒落なこと!
なかでもニコラス君は、レイチェルが対峙する場面で思わずうっとりしたと言うだけあって、まさにスーパーモデルばりの美しさでした✨