くさむすび

女王陛下のお気に入りのくさむすびのネタバレレビュー・内容・結末

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

なんとなくまだ未見の『哀れなるものたち』のあらすじと併せて考えるに、今作からヨルゴス・ランティモス第2章がスタートした感じがする。
『ロブスター』みたく遠回りしながらもサラとアンの愛の話に帰着していく話だと思ったが、その過程である正直なのが愛だと謳うレイチェル・ワイズvs媚を売りつつ成り上がるエマ・ストーンの対決が滑稽で面白いのが今作の良い所。泥の風呂に入った時の静かなバチバチのシーン、サラが内輪ノリで対抗し盛り上がった所でチラッとアビゲイルを見るのが堪らない。今作のラストは受け手に解釈の幅を持たせているのも好きだったし、ランティモス作品では断トツで一番面白い。
くさむすび

くさむすび