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女王陛下のお気に入りの380のレビュー・感想・評価

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)
3.9
結論:これは宇宙人の映画です。
宇宙人から見た地球がテーマ。
エンディングが物語っています。
ウサ公が地球人。
ウサウサ、ウサウサ。つって終わりますでしょ?だから宇宙人の映画。

作品として、う〜んあんまり…的なクリティクスを何件か見ました。解りますし、自身も「わーこの映画大好き!」とはなりませんです。

いや、差別的なマインドはチラリとも持ち合わせておりませんが…エマ・ストーンがオリビア・コールマンをペロリンチョしたとか思うと…やはり若干オエとか思っちゃいます。

けどその感情は凄く大事で、この点はオエと思わなきゃいけない訳です。男子も女子も。何故かと言うと地球の長い歴史の中で、女子が耐えてやって来た事だからです。権力を持つ男子に諛うだけでなく、オエ
とか思うのに実際的な方法(ペロリンチョ)で、やったげなきゃいけなかった。
それが如何に下らない事なのか、男子が間抜けに描かれていて、そこは画面上の出来事から容易に受け取れます。

エマ・ストーンはその代表選手として登場します。男子にかなり虐げられて来ましたから。でレイチェル・ワイズとの争いで、皆さんもどちらに感情移入しちゃうか段階によって揺れたと思います。監督さんが意図して、どのキャラクターも良い人悪い人白黒ハッキリさせたくないと考えたと、そうゆうのをどっかで読みました。

だって手紙を焼く時、彼女(エマ)涙流しますからね。根っからの悪人ではない訳です。世相・階級・性別等のせいで、かなり悲惨な思いをした、そんな生活に戻る訳にはいかないと、脳味噌で心を鬼にしたわけですから。人から人への心のこもった手紙を読ませず燃やす行為は、誰でも少なからず良心は痛む筈です。

一方レイチェル・ワイズの方ですが、戦争大好き野郎だったり黙って色々やっちゃったりしますが…何故か憎めません。pure愛国心からかも知れないし、pureレズなんだとしたらあの時代、精神的にかなり抑圧された筈で、曲がってしまうのも解ります。でアン(女王様)の事はちゃんと好きそうですよね。「お互い、目的が違う。」とはっきりエマ・ストーンに言ってましたね。

その〜…
「目的」なんですけど〜。
目的って言うとちゃんとしてそうですが
結局皆、偉い人も何か決める時
気分とか好き・嫌いとかでしょう単に。
みたいなところがこの作品のタイトルになっていると私は感じました。

地球の歴史上の…戦争や色々な出来事、又それを動かした人物とか色んな偉人とか…
結局は単に好きか嫌いかなのでは?その意思決定をした根拠は。でしょどうせ。
みたいな事が言いたいのかなと私は考えました。

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私ですが学生時代はアルペン・スキーの選手でした。山の雪の斜面を滑って旗門を通過しスタートからゴールのタイムを競うやつです。
通年必死でトレーニングをして、夏秋は欧米で合宿をし、冬は国内で転戦し、勝って負けて全国大会に出れる出れない…だとか、でその中で色々な場所に行き色々な人と出会ったり、じゃあ受験はどうするか、お金はどうゆう風にやろうかとか考えたり親とモメたりワーワー言ったりして。w
それで自分のしたい風に行かなければ凄く落ち込み、自分の思い描いた通りに勝って頑張った甲斐有ったと納得行く感じになれば気持ちが良い。

みたいな。

でそうゆう中で私はふと考える事が有って、「宇宙人が見たらどう思うだろう。」って事でした。
なんか白い坂を二本の板で滑り降りてるぞ。でなんかタイム計ってるみたい。で一喜一憂しとる。何あれ。変なの。暇か?そもそもタイムって何?意味なくね?とか思われるだろうな〜と思ってました。宇宙人から見たら。
泣いたり笑ったりして、馬鹿じゃん(爆)とか言われてそう、宇宙人がもし見たら。って。



生まれて来た事に意味なんてないのです。
オリンピックで金メダルを獲るなんて、なんの意味もないのです。ただ二本の板で、白くて冷たい物の上を滑って降りてみたら、時計の感じ的に1番短かっただけ。で金色の丸いのをもらって。何それ。宇宙人からしたら金メダルなんて食いモンかも。

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映画に話を戻しますと…

エンディングを「どんなに頑張っても結局は女王様が偉い。」とした解釈だと、そんなつまらない映画は無いと思います。そんな創作物に、誰もお金を出しません。

「権力」そのものがアホらしいっつってるように私は感じました。物凄い仰々しく物事の判断をしているようで、単に自分が気持ち良いかどうかで物事決めてんじゃん、権力者とか言われてる人は。

で地球と、それで右往左往するウサ公ども。ウサウサ、ウサウサっつって。

結局は女王が偉いんです。って映画なんだとしたら、そんな限定的で、窮屈で息苦しい事あります?だって宇宙的な意味で言ったら、イングランドの女王様って「偉い」ですか?

そうじゃないですよ。って言う映画です、これは。

エンディングの2人の、な〜んかおかしくない?これって。な〜んか違和感…そしてウサウサ。からしても、絶対そうだと僕は思います。

もしそうでないのであれば、あの時代の衣装にデニム生地なんて使用しません。

しかしあの女王様が着させられる、グレーの服と茶色いレザーのギプスみたいなやつ、本当に格好良かったな…

※「ネタバレ」ではないと判断します。
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