こもり

ザ・スクエア 思いやりの聖域のこもりのレビュー・感想・評価

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有名キュレータークリスティアンの空っぽな偽善心を嘲るブラックコメディinスウェーデン
😇リューベン・オストルンド監督作品視聴2作目にしてわたしには彼の作品が受け入れられないと気付けた。おハイソでシニカルな問題提起が評価されてるのはなんとなく理解できるし、『フレンチアルプス〜』も中座してしまった身なので、今度こそは!最後まで!とあがいてみたけれど、自己中心的な人間が作る居た堪れない空気と 遅々とした展開がどうにもこうにも見てられない。主要キャラのクソさ(自分の非を認められずに逆ギレしたり開き直ったり、後先考えず行き当たりばったりな行動に出て失敗したり、)も身に覚えがあってしんどかった。永遠に終わりが来ない苦行みたいな映画だった。
🦍4/5まで頑張って見た印象としては、横暴というよりも利己的、差別主義者というよりも単純に思慮が浅いクリスティアン(=差別や貧困と無縁に生き、おそらくこれからも無縁で居続けられるだろう人)(=他人事のように映画鑑賞してる"我々")の軽薄さを批判し、私たちの生きるこの社会が"ザ・スクエア"の外の、信頼も思いやりも平等の権利も義務もない、差別と貧困がまかり通る社会であるんだ〜〜当事者意識を持つのだ〜〜と嘆いてるように感じた。パルムドール臭むんむん!
映像綺麗 "ザ・スクエアは信頼と思いやりの聖域です この中では誰もが平等の権利と義務を持ちます(インスタレーション)" スリ 脅迫状 無名の人間 トゥレット障害 物乞い YouTube 権力はセクシー インスタレーション(現代美術における表現手法の一つ 場所や空間全体を作品として体験させる芸術)