くるみ

家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。のくるみのレビュー・感想・評価

2.9
予告を見て気になっていたのでDVDを借りてみました。
ヤスケンと榮倉奈々ちゃんが夫婦って…15歳差くらい?
なんだかちょっと違和感がありましたが、まぁなんだかんだ可愛らしい夫婦役でした。

内容としてはタイトル通り、家に帰ったら妻がなぜか毎日死んだフリをしている話。
最初の2、3回までは笑えたけど、ああも続くとヤスケンと同じようにだんだんウンザリしてきます。
安くで揃えてるとはいえお金はかかるし物も増えるし、そもそも疲れて帰ってきてるのに目的のわからないやり取りにつき合わされることにモヤモヤイライラ…。
ヤスケンは個人的に「重版出来!」や「下町ロケット」のイメージが強いので、いつ爆発して嫌味を言ったり髪をかき乱して大声を出すのかとヒヤヒヤしていましたが、この役は優しくてわりと穏やかな人でした。笑
てかヤスケンってせっかく綺麗な顔立ちをしているのに最近やたらとヘの字口に拍車がかかってやや老けて見えるのがもったいない。
榮倉奈々ちゃんはいつも通り、決して演技は上手くないけれど(←ごめんなさい)、にこにこした天真爛漫な役で、似合わない(←失礼)敬語キャラが可愛かったです。
榮倉奈々ちゃんとクリーニング屋さんのシーンがすきでした。

個人的に、最大の謎が結局最後まではっきり語られないのがやや不満。
タイトルにまでしておいて、これって…という感じでした。
つまり、理由はひとつではないということなのでしょう。

あ、それと夏目漱石の「月が綺麗ですね」はよく耳にするけれど、二葉亭四迷の「死んでもいい」という返しは知りませんでした。
昔の文豪はロマンチストだったのですね。
くるみ

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