JUN

チャーリーズ・エンジェルのJUNのレビュー・感想・評価

チャーリーズ・エンジェル(2019年製作の映画)
4.0
キャストから期待値爆上がりの本作は、アメリカ公開時には、なんと賛否両論。最高のキャストと最高のシリーズで、なぜ賛否分かれるのか、ずっと気になっていました。

結果、個人としては花丸💮です。最高以外の何物でもなく、早く円盤化して欲しいと願うばかり。ただ、やはり日本でも賛否両論で、その理由がわからないでもない、とは思いました。
というのも、本作は、すごくちゃんとした映画で、すごくスタイリッシュでカッコいい作品なのです。
『チャーリーズ・エンジェル』というシリーズはドラマシリーズに始まり、2000年、2003年の劇場版がある、人気の高いもの。そして、きっとそのファンは、「ちゃんと作られてない」という事がシリーズの醍醐味であり、アイデンティティであると思っていたのでしょう。
しかし、本作は、そんな「ちゃんと作られてない」感0の、スパイアクション映画。綺麗に撮られた映像や、理にかなったアクション、急に踊り出すこともないし、フェミニズム的で女性が馬鹿っぽく男に媚びたりしません。
きっとそんなところが、多くのファンには「何か違う」と思わせてしまったのでしょう。

が、16年という月日が経ったわけなので、その間に何一つ成長してない映画もどうかと私は思うわけで、映像が進化するのは当たり前だし、このご時世進化した映画館でなら、少しはちゃんとしたアクションを観せてほしいし、この時代に続編を作った意味をちゃんと持たせてほしい、と思うのです。たしかにもう少しふざけて欲しかったかな、とは思うのですが、それはそれで本作のテイストに合わないだろうな、というのも事実。
なので、"進化した"チャーリーズ・エンジェルとしての落とし所は、間違っていなかったのだと私は思います。
というわけで、個人的には大絶賛の本作なわけです。話がしっかりしてて、エンジェル達が最高にかっこかわいくて。

そう、本作の見どころはエンジェル達!!!
クリステン・スチュワート、ナオミ・スコットに加えて、エラ・バリンスカ。それぞれ見た目の特徴もタイプも違った3人が、超スマートにミッションをこなしていきます。
クリステンは、どんな映画を観ても、観れば観るほど好きになってしまう。バラエティに出ても面白いし、モデルをやっていても美しいし、映画に出ていても演技もうまくて美しくて格好良くて最高。メロメロです。彼女のガールフレンドが羨ましい!
ナオミ・スコットも最高です。『アラジン』の記憶が新しい彼女ですが、本作は少し抜けてる可愛い感じの女の子。まず顔面が百点満点なので、何しても死ぬほど可愛いです。好き。
そして大注目の、エラ・バリンスカ。もともとスポーツができる女優さんらしいのですが、そのおかげでアクションも良いし、180cmのスタイルの良さと、クールなオーラ、それとは裏腹にふとした瞬間がすごくキュートで、この映画に出てくれた事にもはや感謝をしたいです。先に出演が決まっていたクリステンが彼女のオーディションビデオを観て「この子すっごく可愛い!」と言ったらしいですが、クリステン、ありがとう!(?)

エンジェルの組織が全体的にパワーアップしていたのもよかった。
女版『キングスマン』という感じ。武器とコスチュームがズラっと並んだ部屋…スパイ映画のロマンですよね。隠れ家が音声認証式だったり、なにかとハイテクなところもロマン溢れます。(この音声認証、1の時のネタだったりするのでしょうか)
あとは、細かく過去の作品へのリスペクトもありつつ、本当に綺麗に格好良く仕上がっています。
さっきからかっこいいしか言ってない気がする。

"new チャーリズ・エンジェル"として、これできっと正解だったのだと私は思います。
円盤買います。
JUN

JUN