Siesta

バンブルビーのSiestaのネタバレレビュー・内容・結末

バンブルビー(2018年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

トランスフォーマーのリブート1作目 個人的にトランスフォーマーシリーズは1作目以外では初 やはりロボットと車をトランスフォームしながら戦うアクションの楽しさは格別 さらに、映像クオリティしっかり進化してるし、アクションのゴチャゴチャ感があまりなくて、最近のマーベル、ワイスピとかと比較してもスッキリ感があったと思う
それに、バンブルビーとの友情、擬似父子関係的なあたりとか、ティーンエイジャーの成長譚としてもしっかりストーリー性も高くて、想像以上にめちゃくちゃ良作という印象
舞台は1987年、冒頭のザ・スミスからめちゃくちゃテンション上がる この頃の80'sリバイバルは今作でも 遊園地でのレモンを潰して絞るレモネードのアメリカンな雰囲気 ストレンジャーシングスっぽいところもあり そして、車を買ってもらえず、再婚した親とのギクシャク、飛び込みのチャンピオンとしての栄光が父の死により辛い思い出となってしまっていること それをバンブルビーとの出会い、敵との戦いの中で乗り越えていくというストーリーがしっかりと骨太に貫かれている 戦闘に勝利したバンブルビーを救うために飛び込みをする伏線回収が見事 やはり、ピンチはある意味で家族関係修復のチャンスでもあるんだよなぁというのは今作でも思う
また、この作品を魅力的にしている要素として、しっかりとしたストーリーに加えて、バンブルビーの愛らしいキャラクターは相当大きい SWあたりとも通じるような可愛いドロイド感が絶妙 機械なのに、目だったり音が妙にキュートで、人に“懐いてくれる”感覚があるというか 意地悪な女の子の車の上に卵を大量に一気に割って塗りたくるところはめちゃくちゃ笑った その後の潰して破壊しちゃうところは主人公たちと同じリアクションになった
また、80'sの音楽、ファッションもやっぱり魅力的だし、男の子との爽やかな恋模様、まだ恋に発展する前の感じというか、最後に手を繋ごうとして、まだ早いと照れるところもキュート 人の死も血まみれではない方向で、液体化するというのも面白い 総合的にトランスフォーマーのリブートとして、完璧に近い出来なのでは?と思う
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