こんなん、トランスフォーマーじゃねぇや
暇だし映画でも見るかー、いやでも見るもんねーな。
なんだフランス映画特集とか。
ナメてんのか、テメー。
時間をドブに捨ててフランスの排水溝みてーな空でも見ろってのか、ふざけやがって。
と、思いながら何か面白い映画ないかなぁとUNEXTを漁っていると
新作映画の欄にコイツがいるのを思い出した。
基本的に新着映画は数合わせに配信されたであろう
どこから湧いて出てきたのかも分からない映画以外はすぐ見るのだけど、コイツは配信されてから1ヶ月くらい放置していた。
というのもトランスフォーマーシリーズに苦手意識を持っていたから。
ゴミが詰まったらどうしようと不安になる造形の機械がガチャガチャやかましく喧嘩をするだけの映画
そういう認識が僕にはベッタリと貼り付いているから。
ところがどうだい、バンブルビー
オメー、ホントに同じサイバトロン製か?
随分と可愛くなりやがって
俺の知ってる、キューブに目の無いサイバトロン製の奴らとは大違いだわ。
アクションシーンが少ない分、しっかりバンブルビーや、他のオートボットをフォーカスしてくれている。
バンブルビーがソファーに座ったり、敵オートボットが悪巧みをする。
そういう人間味のあるシーンがあるおかげで、彼らがただの機械ではなく生き物であることを感じることが出来たし
今までのトランスフォーマーでは
「うおー、すげ、ドンドンガシャーンじゃん。」
だったのが
「負けるなッ!!バンブルビー!!立て!お前が彼女を‥ッ!故郷を‥!お前が護るんだよォオ!」
と、ガッツリ感情移入することができるようになった。
ストーリーそのものは大味と言えばそうだが
ただのロボットアクション映画に留めることなく、友情や家族、主人公の成長物語にしてくれたのは凄く嬉しい誤算だった。
してやられたなぁ、と言ったところ。
しかし、最近のCGは本当にすごいな。
今までのトランスフォーマーシリーズも十分すごいと思ってたけど
今回は比じゃないね。