ラテ岡

竜とそばかすの姫のラテ岡のレビュー・感想・評価

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)
3.6
久々に映画館で視聴。

コロナになりめっきり映画館で映画を見ることがなくなり、ネットフリックスでリックとモーティを見るくらいしかなくなった昨今ですが

そうなると、映画館のあの空気や、音の迫力を忘れてしまってもう映画館童貞みたいなもので
この二度目の童貞を誰に捧げようとなるじゃないですか。

クルエラ・・・エマストーン可愛すぎるから無理

ブラックウィドウ・・・トニーの死をまだ立ち直れてないから無理

ゴジラVSキングコング・・・キングギドラのいないゴジラは無理

理由にもならない理由をつけて二度目の映画館童貞卒業はかなり先延ばしになってました。

先日、金曜ロードショーで「サマーウォーズ」を久々に視聴しました。
相変わらずおもしれぇわ、これだわ。

話はかなり逸れましたし、着地点を見失ったので緊急着陸しますが、そんなことから「竜とそばかす姫」見ました。


一言で言わせてもらうと「星3.6の代名詞」という感じ。

みなさん星をつけるときに基準ってあると思います。
僕の中の基準は
星5・・「出来は上々で申し分の無い仕上がり」
星4.5・・「ここ10年で最高」
星4・・「過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄え」
星3.8・・「昨年同様良い出来栄え」
星3.6・・「リックとモーティーと並ぶ出来」
星3・・・「リックとモーティ見てるほうが有意義」
星2・・「リックとモーティ以下」
星1・・「リックとモーティを見習ってほしい」

こんな感じなんですね、で件のそばかす姫は星3.6のまぁ面白いといえる部類。

いや、映像もサマーウォーズに比べたら綺麗になったし
ストーリーも良かったはずなんだよ

なんだろうな、ハードル高すぎたのかな?
家に帰ってきて昼寝して、テレビでそばかす姫のCM見たとき「不思議だ・・・この先の展開が見えるはじまりからラストまで・・なぜだろう?」あ、そうださっき見てきたわってくらい記憶に残らなかったのが率直な感想。

じゃあ何をどうすればリックとモーティを超えることが出来たのか

まずテンポですかね
会話のテンポがすごい悪かった印象
別に声優にケチつけるわけじゃないけど、どうも演技面に少し問題がある方が多かったような、セリフのセンスが良くなかったのかな
特にかくリアルワールドでのキャラ同士の会話がなんか気味悪かったな

次にキャラの深堀
主人公の母親の影響で歌をはじめて、その母親がいなくなったことがトラウマになって歌えなくなったのもわかる
母親のことで父ともコミュニケーションがとりづらくなったのも分かる
合唱団の女性陣がその母親代わりになってくれていたんだろうことも分かる
他にもあるけどでもそのどれもが「まぁなんとなく分かる」といった感じでキャラの深堀が甘かった印象。
だってそうでしょ?あの眼鏡女どっからクソデカPC持ってきたんだよ、お前んちなんで金持ちなんだよ、てかお前プロデュース能力高すぎだろ
語られてはないけど、そういうキャラの背景をにおわせる表現は要所にあったみたいだけど、あのね、そういうエヴァみたなことはやめな?
俺みたいに脳死で映画見てるやつも多いんだから、気づかれなきゃ意味ないでしょ。

あとは楽曲面ね
これはもう個人の好みなんだけど、耳に残る曲がなかった。
歌姫っていうテーマで「歌」はすごく大きな要素だったと思うんだけど
壮大な曲が多いけどそのどれもが同じに聞こえて、あまり耳に残ってない。
アップテンポの曲がたぶん冒頭の曲だけでこれはすごくよかったんだけど、そのほかは以下同文って感じ。
友達の車で聞かされた、メロコアパンクって感じ
「この曲めっちゃいいやろ、さっきの曲と違ってサビ前のところが~~」

「せ、せやな(おい、いつ曲変わった・・?1時間くらいリピート再生で同じ曲が流れとるんと違うんか・・?)」

もったいないよね、もう少し違うテイストのが聞きたかった。
単純にノリづらい。

詳しい評価はもっと語彙力のある人がやってるでしょうからそちらを参考にしてね。
なにせリックとモーティを基準に評価してるような奴だからね、アテにすんなよ。

話は長くなりましたが、僕が感じたのはそのいくらいかな
総評して悪くはないんだよ。

でも金曜ロードショウでやっててももう見ないでしょうね。

そんな感じで僕の童貞は、なんと言えない感じで喪失しました。


嘘です、実はシンエヴァを一回見に行ってます。
もっと嘘でした、二回くらい見に行きました。
その話はまたしようかなと思います。
ラテ岡

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