本人たちが実際に自撮りしたものを使ったりして、最初の15分かそこらまでは結構良かったような……でもだんだんしんどくなってしまった、というか飽きてしまった。
生物の先生の立ち位置もよくわからんし、父親は「やっぱりな」だったし、グロテスクにしたいのか耽美的にしたいのかファンタジーにしたいのか、どうにも中途半端。
邂逅と蚕を思いついたところですでに自己満足で終わっている気がする。
私が年を喰っているせいかもしれないけど、センシティブなテーマであればあるほど、未来を感じさせない作品は好きじゃない。そういう意味では今作のラストは最悪だ。
さらに私の二大苦手要素が集中力を阻んでしまった。
①「カッター」という衛生的にもダメそうなやつで体の内側を切る行為
②女の子が使う「君」という二人称
ふたりがかわいいから3.0。