これ、たった30分なんだけど、観始めてすぐ、耐えられないと思った。それほどキツい作品だった。セリフが無いのがまた何とも観る側の心の奥に訴えかけてくる。結果、観て良かったとは思ったけど、今まで観たどの映画より切なかった。
ネタバレ↓
頑張って長生きした結果、こんな悲しみ苦しみが待っているなんて…。これは、夫婦で観ておいた方が良いし、話し合っておく必要性を痛感した。
主人公のおじいさんの立場なら、私も同じ事をすると思う。映画は、結構現実に添ってると思いました。おばあさんは、大人しい性格なので良い方かも知れません。暴れたり、攻撃的になる人も沢山いる。悪気は無くても連れ添った相手に罵られるのは、相当辛い。この人は、それはありません。
おじいさんは、自分も病におかされ、ボートに2人で乗り込む選択をした。死を選ぶ選択を…。目を覚ました2人が、戻って来そうな感じだったんだけど、「ダメダメ、戻らないで！」って思ってしまった。これは、暫くメンタル回復出来ない。さすがにキツイ作品だった。こう言う事も念頭に老後を考えなきゃイケないって事か…。避けて通れないかも知れない未来、覗いておいて良かったとは、思います。うう、キツい。
