今年の80作品目。
「此の岸のこと」
「ソワレ」を拝見して以降、大ファンになった外山文治監督の短編作品。
30分という短編映画にも関わらず、これでもかというくらいに心が揺さぶられました。
長年に…
うーん。
どんどん進む人間関係の希薄化が問題視されている現代において、
指のワンタタッチで人を選別するクセがついている人たちがご高齢になったら、どうするんだろう。身体が動かなくなったらどうするんだろ…
世間との交流を持たない夫婦の老老介護の果て。考えたくない避けていることをドーンと突きつけられたような感じ、辛過ぎる。
前半は羨ましいくらいの夫婦愛。こんなに献身的に夫に介護して貰えるなんて、まずうち…
老々介護の悲しい結末を30分の映像におさめた佳作。
ネタバレ。
そして以下、一個人の意見なのでもちろん異なる考えの方がいても当然かと思います。
実際に老々介護が為されているご家庭が、全てこのよう…
「命の果てのその先の 以遠の旅の行く先は 北か南の地の底か はたちの母のふところか」
この作品を観て堀口大学のこの詩を思い出した。
もっとも映画の内容と堀口大学の詩は関連は無く描いているものも違うの…
認知症で寝たきりの妻。
献身的に介護する夫。
だが、その夫も
重病で余命わずか。
夫婦が選んだ道はー。
セリフは一切ありません。
だから、映像が迫ってくる。
生活音が入り込んでくる。
本作品は、
…
すんんんんばらしすぎて震える。
最初からエンドロールが終わるまで、全てがやばい。
ラストの観る側に想像させるあの演出が大好物。超失礼ですが短編でこんなに感動すると思わなかった。こりゃ賞受賞するに決ま…
震えるほど素晴らしい。セリフを排しても、この老夫婦の声が聞こえてくる。老老介護の悲惨さというよりも、現実を儚さが感じられる。
でも、偕老同穴の契りの最後がこれで本当にいいのだろうか。自分でも答えが出…