此の岸のことの作品情報・感想・評価

「此の岸のこと」に投稿された感想・評価

yu

yuの感想・評価

2.8

このレビューはネタバレを含みます

こんな夫婦たくさんいるんだろうな。
おじいちゃんが おばあちゃんの介護して、おばあちゃんがおじいちゃんの介護して。

二人で生きてから 、死ぬときも二人がいいよね。
老老介護の話。
セリフが一切ないのに描写と表情、動きでビンビン伝わってくる。
ボートに二人で乗り、先行きの不明瞭な中であるときは支え、そしてあるときは支え合う。
現実でも、自分が支えているつもりになっていることが実は支えられている、なんてこともあるな。
外山監督は詩的な描写を得意としてる気がした。この作品を見て、映像で役者にセリフを喋らせることが前提になく、必要なセリフだから喋らせる作品は素敵だよなと思った。
totoro

totoroの感想・評価

5.0
おじいちゃんを思い出して、もうボロボロ泣いた。一つの幸せの形。死ぬ行為が怖くないなって
yuka

yukaの感想・評価

4.5
祈るようにみていた。
ほんとうに愛しているんだな、と表情ひとつ取っても溢れんばかり感じて涙が止まらなかった。
あれを救いと呼んでいいのだろうか、この苦しさが現実なのだとしても
あんこ

あんこの感想・評価

3.5
老夫婦の介護が描かれた映画。セリフはないのですがめちゃめちゃ重かったです。誰もが幸せな老後が送れるような社会になってほしいと本当に思います。
添島

添島の感想・評価

3.8
つらすぎる。最低限の生活ではとても幸せを拾い集めるのが難しい。ひとりは寂しいでしょう。でもひとりだったらもっと楽だったでしょう。人間どこまで、どうなるまで生きなきゃなんないのでしょう。

えぐり混んでくる主題に、おじいの顔……
ぼたりと大きく泣いてしまった。
セリフがなく、ドキュメンタリー風でリアルな感じがある。

実際にあるであろう老老介護のストーリーで、この物語のラストは賛否両論ありそうですけど、最近では若い人でも孤独死で亡くなる人がいる世の中…なにもかもがダメでお先真っ暗で八方塞がりだとしても、そこに"誰かがいてくれてる"てことの大切さが沁みてくるラストでした。
短編作品集3つのうちのラスト。
暫く観ているうちに台詞がないことに気がつく。
老々介護の辛い話だけど、台詞がないことによって、夢を観ている様な感覚に陥る。悲惨な話を美しい愛の物語に変え、最後はメルヘンの世界に誘う。
隠れてるけれど、3本の中で1番良かった。
わさびよりツンとくるし、桜より美しい。
今作の内容に近い事象をたまにニュースで耳にするたび、どうしても暗くマイナスに思ってしまいがちだけれど、幸せの形は外からは見えないし、見る必要もないのかなと。
ショッキングな結末と見られがちですが、2人がとても幸せに見え、ただただ美しかった。
不遇でも、愛し合えさえる存在が居るだけで人生は救われるなとつくづく思う。逆にいえば独りで生きるのがとても怖くなる作品。
そういえば、セリフがなかった。
老老介護が題材、セリフはないのだけれど本当に心が痛くなる。あのようにしなければ心情が伝えられないっていうのも、とても辛い。

最後の選択、正しいとか正しくないとか、幸せなのかどうなのかとか、答えはないと思うけど、救われたって思った。
2人の愛は確かにそこに、存在している。
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