キャスリンビグローの単独デビュー作として話題なのは耳にしていたけれど、たまたまCSで放映してたので録画にて。
B級らしいグダグダ感、とりあえず思いつきをやってみた感、そして時折キラリと光る演出。
夜間の濡れた路面や爆破の持つ美しさは間違いなくその後の映像美の片鱗だろう。
こういう映画は、なんでー?とか、そんなアホなー?って思った瞬間、負けだ。
残念なのはおそらくビデオ合成と思われる炎のエフェクトと、やはり女性の監督らしくエロ要素が美しすぎてしまうことか。それを補ってあまりある、大根ながらもジェニーライトのフォトジェニックぶりは特筆もの。
もし当時からこの映画の大ファンで、のちにオスカーを取るなんてことになったら狂喜。しかし逆の見方もまた味わい深いものだ。
楽しんだもん勝ちな映画、好き。