ニア・ダーク/月夜の出来事の作品情報・感想・評価

「ニア・ダーク/月夜の出来事」に投稿された感想・評価

yasshy

yasshyの感想・評価

2.5
凄い!吸血鬼って治るんだ!

最初の出会いは多少の無理くり感はあるけど、
メイがケイリブの血を吸わずに一族に迎え入れようとしたことは、
メイもケイリブに一目ぼれしてたってことなのか?

他の仲間?ファミリー?一族?達が、殺さなければ! と、
言っていたのが、
”あぁ食事のことか”と普通に見ていたら、血ィ吸わねーし!
ならなんで殺すの!

最後も、太陽の光にさらされて、やけどから火が出て炎に包まれるところまでは吸血鬼モノではあることだけど、
何故最後に爆発!?するの?
君たちはショ○カーの怪人ですか?(古すぎるし)

そして、メイとケイリブは人間に戻ってハッピーエンドと、
今までにない吸血鬼映画でこれはこれで新鮮でした。
夜、自動車、理不尽な暴力。やはりエリック・レッドの脚本。
数ある吸血鬼映画の要素のなかでも太陽光で燃えるという描写に力を注いでいるのが良い。
キャスリン・ビグロー監督デビュー作との事だが、なかなかの出来。前半はタンジェリン・ドリームのチープなスコアもあり、どこにでもあるヴァンパイアものかと失望していたが、後半きっちり盛り上がる。ビル・パクストンの怪演が印象的。TSUTAYA発掘良品。
前半はヴァンパイアにされてしまった男の心情とヴァンパイア生活に慣れてく過程を描き、途中ヴァンパイアによるとんでもなく凶悪な大量虐殺を描き、後半は後半でまた違ったことを描くという自由な映画。80年代ぽい構造。

80年代ってそれまでに確立されていたけど硬直化していたドラマツルギー的なもの?作法?映画の概念?から自由になるための試行錯誤の時代だった気がするので、新しい映画の概念?新しいドラマツルギー的なもの?が確立されてきてるっぽい今の時代の価値観でみると何をしたいのかよく分からない作品が多いかもけど、必死で解体しようとしてるんだな、それはとても大変な闘いだったんだなって暖かい目で見てあげてほしいと思います。

そういう目で見ていきますと、ひねくれた構造の物語だなって楽しめるのではないかと。既成の物語に引き寄せられないよう気をつけてる作りなんじゃないかと思えて感動です。

最後に私事ではございますが、本日飲み仲間とテニス・デビューします。先日ショッピングセンターへ行ったのはテニス用品を買うためでした。DVD買うためじゃなかったのに。笑
マジ初心者です。体を痛めないよう・肉離れしないよう気を付けようと思ってます。
rollin

rollinの感想・評価

4.0
キャスリン・ビグロー監督若気の至り。ジャケットのコレジャナイ感。

吸血鬼の恋人たち、内省的な'80sポストアポカリプス世界観は、レオス・カラックス×初期ジェームズ・キャメロンといった感じ。
特筆すべきは、本作がランス・ヘンリクセン、ビル・パクストン、ジェニット・ゴールドスタインたちUSCMCの共演という、エイリアンファン垂涎ムービーであるという点でがんす。

ランス・ヘンリクセン率いる一族の孤独なマッドマックス感。小ワイルドバンチやブッチ&サンダンスのような逃走劇は鉄板であるし、中でもビル・パクストン演じるセヴェレンの向こう見ずなキャラクターが無性に哀しい。逆に彼らの個性が強すぎて、若きヘイデン・クリステンセンを彷彿とさせるヒモ主人公や、ヒロインの存在感は希薄。それ故に東京喰種の元ネタのような物語もふわっとして中途半端。

とは言え感傷的な夜の色合いや、重機をバックにした施しのシーン、蜂の巣にされて日光が差していくモーテルの壁など、所々印象的な画もあり。銃撃戦へのこだわりも流石。

影を落とさないマジック・アワーは、彼らにとってより特別な時間だったに違いない。
dude

dudeの感想・評価

4.1
パンク吸血鬼一族、滅びの美学。
『リバース・エッジ』にも出ていた子役が子供の姿のまま生き続けてきた吸血鬼を演じてるんだが、そいつがボンクラすぎて泣かせる。ランス・ヘンリクセンも正直途中までパッとしないと思ってたが最期の眼差しの格好良さよ。あの瞬間は良いリーダーすぎてちょっとロイ・バッティを連想してしまった。

吸血鬼なので夜のシーンが多く、濡れたアスファルトなんかはもちろん見られるし炎や雷が光源になる。マジックアワーのシーンも印象的で、空が紫に染まったカットが強烈。そしてエリック・レッドなので?大型トラックが良いタイミングでやってくる。『ジャッカー』の油井は先にこっちで手応えを得たのかも。人間に戻る方法に関しては後の『デイブレイカー』によるアップデートが良い。こっちはこっちで親父さんの姿にグッとくるけどね。
HDニューマスター版が出て、喜び勇んでポチったのに忘れていたBlu-ray(笑)

これは渋いなぁ~
女性監督としては珍しい作りかと!

美しくて格好良いヴァンパイア作品が多い中、これは泥臭いロードムービー☆

ランス・ヘンリクセンやビル・パクストンが、とても良い味出してました~



月夜の晩、青年ケイレブは、少女メイに恋をした。

しかしメイはヴァンパイア。
ケイレブを噛み、仲間にしようとする。
だが、ケイレブは人を殺して血を飲めなかった。

そんな彼を、ヴァンパイア仲間達は受け入れられず……



夜を見に行きましょう

見て、夜よ、目が眩みそう

台詞がとても素敵~☆

ヴァンパイア達が人を殺して血を飲みながら移動する。

そんなシンプル・ストーリィですが、キャストがしっかり物語を支えていて、飽きずに楽しめます♪

ヴァンパイアのリーダー格がランス・ヘンリクセン!
渋いまとめ役でラストも超カッコいい~

乱暴者で道化役はビル・パクストン。
彼ならではのコミカルな仕草、アクション、そして怖さが光るキャラクタでした!

監督曰く、西部劇とホラーのハイブリッド作品☆
ラストはボニー&クライド!

1987年公開ながら、今観ても新しいヴァンパイア・ロードムービーでした♪
ぺここ

ぺここの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ビグロー監督は夜のシーンを撮るのが本当にうまい。
ヒロインのジェニー・ライトは鋭角的な顎と薄い唇でクールビューティという言葉がしっくりくる美女。
青を基調とした夜のシーンではその白い肌が浮き立つように見えて、触れるきっと冷たいんだろうな思わせる。もう絵面だけでもヴァンパイアだと納得できてしまう。

ヒロインが彼氏に血を分け与えたり、セリフもポエティック、ヴァンパイアという題材だし、いくらでも耽美的な作品にできるのですが、ウェスタンのようなアクションは非常に乾いた印象で、新しさを当時感じました。

どのキャラクターも印象深いけれど、中でも少年のまま永遠に成長できないヴァンパイアになってしまったホーマーが哀しかった。
Mountain

Mountainの感想・評価

3.0
吸血鬼の女に噛まれ、
自身も吸血鬼になってしまった主人公。
吸血鬼一家と行動を共にするものの、
自分の家族を守るために彼は……

なかなかバイオレンス描写多めです。

太陽光にあたり
燃えながら銃撃戦をするシーンが
とても印象的です。

ランス・ヘンリクセン
ビル・パクストン
ジャネット・ゴールドスタイン
主要キャストが「エイリアン2」なんですよねぇww
キャスリン監督とキャメロン監督は
元夫婦… ほぅ、なーるほど…
イチャイチャしながら
2人でキャスティング練ってたなww

ニア・ダーク面白いのに
あまり有名じゃない気がします…
テレビでもやらないし。
血糊多いからダメかww

まぁ、ホラーアクション作品として
そこそこ楽しめるんで、ヴァンパイアとか好きなら見て損は無いと思いました。
なんだか懐かしくてBDを買ったのだけど、ジョニー・ライトに再会できたことに感謝。調べてみれば彼女とは、ジョージ・ロイ・ヒルの『ガープの世界』やアラン・パーカーの『ピンク・フロイド ザ・ウォール』(Young Lust )で出会っていた。どうやらぼくの1歳年下らしいのだけど、いやはや、いつだってドキドキさせてくれてたんだなと、今更ながらに気がついたので、こいつは是非にも『I, madman』(ハードカバー/黒衣の使者)も見てみたいところ。

それから、もういちど聞きたかったセリフがこれ。

Mae: The light that's leaving that star right now will take a billion years to get down here. You want to know why you've never met a girl like me before?
Caleb: Yeah. Why?
Mae: Because I'll still be here when the light from that star gets down here to earth in a billion years.
(IMDB, https://www.imdb.com/title/tt0093605/quotes)

たしかに不死であれば、10億年後に届く星の光だって見ることができるわけだし、そんな「女の子」がほかにいるわけないじゃない、という告白なんだよな。いやはや、なんど聞いてもカッコいいセリフだ。

それにしても、BDのカバーはいただけない。メイキングでも指摘されていたけれど、低予算のインディペンデントということで、宣伝費もケチってしまったというわけなんだろう。ピグロー監督自身も、きっちり最後まで手を出さなかったことを後悔しているみたい。でも、ジェニーを前面に押し出した日本版のポスターのほうが、はるかによくできていたと思うな。