よしまるさんの映画レビュー・感想・評価

よしまる

よしまる

チャイナタウン(1974年製作の映画)

4.5

 ポランスキーの中でもっとも好きな映画。未見の続編をCSで録画できたので、先にこちらを久しぶりに鑑賞。いやー、この熱量、世界観、面白すぎて片時も目が離せなかった。

 ジャックニコルソン、フェイダナウ
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間違えられた男(1956年製作の映画)

3.7

 #マンスリーヒッチコック と題して月に一度、ヒッチコック作品をレビューしているのだけれど、初めて冒頭で監督本人が登場してビックリ。モブではなく本人として、しかもMCw

 タイトルからも想像される通
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猫の家族(2005年製作の映画)

2.3

 なんとまたしても1マーク目gets。

 猫映画で引っかかったので観てみたらまさかのアダルティ〜

 吉沢明歩が出てるから少しは絡みもあるだろうなんて思ったら大間違い。のっけから濱田のり子がガシガシ
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我が道を往く(1944年製作の映画)

3.9

 人情派の名手として知られるレオマッケリー監督を初体験。本作もアカデミー7部門総ナメながら、まだまだ知らない映画がいっぱいあるなぁ😅

 ビングクロスビーが主役とのことで、どんなふうに歌が絡むのかと思
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アデライン、100年目の恋(2015年製作の映画)

3.2

 いかにぶっ飛んだ設定でツッコミどころ満載でも、そこで起こるドラマがしっかりしていればなんの問題ないことは、過去の幾多の名作が教えてくれている。

 こういうテーマだと、どこに焦点をあてるかによって作
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真夜中の虹(1988年製作の映画)

4.2

 カウリスマキ監督が2015年のインタビューで自作の中で最もお気に入りの映画という趣旨の発言をしていて、なるほど社会問題に端を発し、ゆったりとした時間の流れとニヤニヤしながら観てしまうユーモアたっぷり>>続きを読む

ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

4.6

 これまでに何度かフィルマで「主演女優がセルフプロデュースした映画は残念なことになる」という趣旨の戯言を呟いたことがあるのだけれど、スカーレット、あなたが手がけたこの作品は本当に素晴らしい。
 あなた
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そして人生はつづく(1992年製作の映画)

4.8

 何から何まで面白くてぐうの音も出ない。

 3部作とされていて、第1作で撮影した村が地震に見舞われたため、安否を確認しに現地へ向かう映画監督、という、設定。

 実際に映るのはもちろん監督自身ではな
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.7

 そうかぁ、そう来たかぁ!

 レジェンダリーのゴジラシリーズ、どれも怪獣バトルは楽しめるものの人間ドラマが弱く、でもそれは東宝のゴジラだって大きなことは言えないから良しとしてw、それでもせめてそれぞ
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高慢と偏見(1940年製作の映画)

3.7

 「高慢と偏見」の最初の映画化作品で日本未公開。どうりで有名な小説ながら映画としてはあまり知られていないはずだ。
 主演女優のグリアガースンが、デビュー作の「チップス先生さようなら」とオスカー女優に輝
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グラン・ブルー完全版 -デジタル・レストア・バージョン-(1988年製作の映画)

4.2

 もう30年以上前の映画なのかぁ。フィルマに書き込もうとして、グレートブルー、グランブルーオリジナル、そしてこの完全版とチェックしたらどれもmark数が4桁で驚いた。
 あの時代にフィルマがあれば軽く
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グレート・ブルー(1988年製作の映画)

4.0

過去鑑賞記録のみ。
レビューは「グランブルー/グレートブルー完全版」にて。

あれ❓
でもこのジャケ写、完全版の方だよね🐬

高慢と偏見とゾンビ(2016年製作の映画)

3.3

 「高慢と偏見」という古典にゾンビ要素を取り入れた2次創作もののベストセラー小説、の映画化だそうで。

 これは想像力を働かせて楽しむという、小説ならではが持つ魅力でこそ生きる設定のような気がした。い
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一分間タイムマシン(2014年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

 1分間ではなく6分間。いやそうではなくてw

 タイムリープものかと思いきやまさかのパラレルワールドというフックが効いており、コメディ仕立てながらなかなか深いものがある。アイデアの勝利であるのだけれ
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アリス・スウィート・アリス(1977年製作の映画)

3.8

 70年代のスリラー独特の空気感が好きだ。カラフルでモダンなインテリア、ジェンダーをはっきりと意識させるファッション、アナログ感満載のガジェット。役者さんの演技は真に迫り、CGは無いのでカメラワークの>>続きを読む

プライドと偏見(2005年製作の映画)

3.6

 過去何度も映画化されている文芸作品のひとつ、「高慢と偏見」もとい「プライドと偏見」。
 「プライド」に比べて「プレジュディス」という言葉の知名度が致命的に低くて不憫なので、いっそ「プライドアンドプレ
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踊る大紐育(ニューヨーク)(1949年製作の映画)

4.1

 6名+1の男女が踊りまくる爽快なミュージカル映画。

 ジーンケリーのダンスだけ頭一つ抜きん出ていて今さらながら惚れ惚れする。もう40歳手前とは信じ難い身のこなし、たぶん関節の数が普通の人の倍くらい
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.7

 「やめるやめるこれで最後詐欺」が既にカワイイ域に入ってきているイーストウッドが、これが最後の出演作と言い出した最初の作品w

 彼がレオーネやシーゲルの元で演じた男や自ら監督したキャラクター達の集大
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暗殺者の家(1934年製作の映画)

3.0

 ヒッチコックの月1レビュー、またまた月末になってしまって焦るw

 4つ前に観た「知りすぎていた男」がセルフリメイクと知り、この元作品を初鑑賞。原題は同じで、こちらが「暗殺者の家」と訳されていたのは
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さよなら、人類(2014年製作の映画)

3.1

 北欧大好きを自負していながら初ロイアンダーソン。なんだかちょっと亜流な感じがして敬遠していたのだけれど。

 一度始まると1シーン丸ごとノーカット。主に2人のやりとりが多い、と見せかけてどの登場人物
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南極料理人(2009年製作の映画)

4.0

 冒頭30秒、ただ南極のとある基地が吹雪に見舞われているだけの映像。そこからようやく動きがあり、極寒の中、なにやら決死の覚悟で逃げる隊員を上司らしき人物が追いかける。

 という、小ネタが3分間。絵に
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世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

 ネタバレアリを開けていただいたのに恐縮ではございますが今回はバリケード付きです💦


 映画の好き嫌いは物語の好き嫌いに非ず。というのがボクの持論。

 この映画は、事故により四肢を麻痺してしまう男
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

 自分語り、どんでん返しとくれば「カイザーソゼ」を思い出さずにはいられまい。

 けれどもあの映画がラストの種明かしにすべてを集約させていたのに対し、こちらは冒頭から取調べのシーンが始まる。これまでに
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アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン(2018年製作の映画)

4.0

 30歳になるアレサフランクリンが、既に11曲にも及ぶ全米no.1ヒットを封印し、教会でゴスペルコンサートを行った映画。
 音声のみのアルバムが発売された後、長らくお蔵入りしてたのが彼女の死後になって
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海底大戦争(1966年製作の映画)

2.9

 続けて若き千葉ちゃん主演の日米合作SF映画。こちらは完全に大人も含めた本格的な映画を目指している様子で、アクションというよりミステリーやサスペンスに重点が置かれている。

 「マタンゴ」の福島正実の
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宇宙快速船(1961年製作の映画)

3.3

 バッシャーンという荒波から現れる三角の東映マーク、ではなくてゴゴゴォという火山の噴火口から現れるニュー東映マーク、初めて見た!

 すでにテレビではヒーローを演じていた千葉真一主演によるSF映画で、
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ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

2.8

 前回レビューした「木と市長と文化会館ーで出てきた条件法、もしナニがナニだったらアレだったのに、みたいな描写があったよね!と思い出して久々の再鑑賞。

 ケイトブランシェットがある出来事に出くわす場面
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木と市長と文化会館/または七つの偶然(1992年製作の映画)

3.8

 最初に「条件法」を教える妙にクドイ教師のシーンから始まる。もちろんこの教師は本作のキーマンであるが、ここではそんなことは触れられない。

 そして物語は7つの章に分かれて紡ぎ出されてゆく。「もし〇〇
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イングリッシュ・ペイシェント(1996年製作の映画)

3.1

 90年代以降のアカデミー作品賞獲得作品の中で最もフィルマのマーク数が少ない…ことにも納得の作品。汗。

 イギリス人監督らしいアイロニカルな描写が幾つも見受けられるけれど、アメリカ的には普通のラブロ
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ハリエット(2019年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

 実話×黒人差別問題=鉄板ネタ(不謹慎💦)、にもかかわらず本作が凡作にしか見えなかったのは何だろう?

 まさか黒人がこれでもかと痛めつけられる残虐な映画を観たいわけではないが、メリーランドからフィラ
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サーミの血(2016年製作の映画)

4.0

 街はオシャレで可愛くて、美女とイケメン、豊かな自然、行き届いた教育や福祉、それは紛れもない北欧諸国の魅力だけれど、ロシアでもなくヨーロッパでもなく、厳しい気候に晒され隣国に蹂躙されてきた歴史というダ>>続きを読む

くちびるに歌を(2015年製作の映画)

4.2

 ガッキーご結婚に際し、あ、主演映画って観たことないなと気づいて最初に観てみることにしたのがこちら。乙一の小説は以前結構読んでいた(ただし黒いほうw)ものの映像化作品に手を出したことがなかったので、そ>>続きを読む

さらば映画の友よ インディアンサマー(1979年製作の映画)

4.4

 原田眞人監督のデビュー作にして長らくソフト化されていなかった作品がDVD発売ののちすぐにまさかのアマプラ登場。なんという贅沢な!

 シネフィルさんたちには幻の名作と名高い本作をこんなに手軽に観れて
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マーダー・オブ・キャット(2014年製作の映画)

3.1

 ソールバス風のご機嫌なジャケ写につられて鑑賞。
 アメリカ西海岸の乾いた気候が画面にも表れたようなドライな作風、けれども出てくる人物はなかなかのねっとり加減という不思議な映画だった。サムライミの奥様
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セブン・シスターズ(2017年製作の映画)

3.6

 ノルウェー出身のトミーウィルコラ監督に、ミレニアムのほうのドラゴンタトゥーのリスベット、スウェーデン女優ノオミラパスという北欧コンビによるSF映画。

 実は、まっったく予備知識なくアマプラで観始め
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ガリーボーイ(2018年製作の映画)

4.2

 スラム街でくすぶってる若者がラップでのし上がる、ただそれだけのストーリーがこんなにもエモいのは、これが映画だからかな。こんなとこに書き散らしてて言うのもなんだけれど、あらためて映画っておもしろいな!>>続きを読む

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