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ウォーキング・ウィズ・エネミー / ナチスになりすました男のkyokoのレビュー・感想・評価

3.5
未体験ゾーンの映画たち12

第二次世界大戦下のハンガリー。ドイツとの同盟関係を解消し、密かに連合国との講和を進めようとするが、それを察したナチスドイツがブダペストを侵攻、ユダヤ人一掃を始める。
労働収容所を抜け出したユダヤ人青年エレクは、手に入れた制服を着てナチスドイツになりすまし、同胞たちの救出に尽力する物語で、ドイツ鬼畜映画。

まずこれが実話というからビックリ。
「絶対バレるよ〜〜」とヒヤヒヤし通しだった。

冒頭主人公がドイツ語堪能を証明するシーンをわざわざ入れるも、ハンガリー人もドイツ人もみんな英語だから関係なし(笑)
「英語圏じゃないのにセリフは英語」にはいい加減慣れてるはずだけど、やっぱり違和感がある。

ユダヤ人を救おうと奔走したオスカー・シンドラーやニコラス・ウィントン、杉原千畝など、有名な人たちは実業家や外交官であるが、この主人公は普通の青年。
彼のようにユダヤ人の救出に命をかけた人は、一般に知られていないだけでまだまだたくさんいるのではないだろうか。
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