ねっしー

エミリーのねっしーのレビュー・感想・評価

エミリー(2013年製作の映画)
3.3
カフェで会った男女の一時の戯れの話。

「見知らぬ男女がお互いの孤独を埋めようとする。」という意味がいまいち分からなかった。なんとなく分かる気もするけどやっぱり分からないというもやもやが…笑
ショートムービーは難しいなあ。


男性は結婚指輪をしているから家庭がある人で、たまたま女性を気に掛けたことと悪い気がしないから抱いただけ。
女性はそれまで食い物にされた自分を壊すために逆ナンをした。

エミリーは元彼に騙され、バス停でセクハラされるような、"食い物にされる女性"というジェンダーから、
孤独を埋めるために男性を利用することによって女性というステレオタイプのしがらみから脱しようとしているように映った。

耳の話とか全然わからない。
邦訳のせい??


何も考えなければ朝の光の爽やかさとエンドロールの音楽の明るさで、闇を抜け出して輝きを感じる気配を得て、心が軽くなるエンディングです。
でも、少しでも邪念が入るとこの男女はすぐには変われない。ただ心を少しすり減らしただけに見えてしまう作品でした。
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