アラバン

ある女流作家の罪と罰のアラバンのレビュー・感想・評価

ある女流作家の罪と罰(2018年製作の映画)
3.7
アカデミー賞で3部門にノミネートされたにも関わらず日本未公開で評価も概ね良好。
とくれば隠れた逸品に違いないと思って鑑賞。

この映画のキモは主演のメリッサ・マッカーシーで、生活に困って詐欺に手を染めていくデブでブスで性格の悪いしょぼくれた中年女を見事に演じており、主演女優賞ノミネートも当然という感じです。

彼女のやったことは100%詐欺なんだけど、騙した相手の殆どが、したり顔の蒐集家達なので、後日痛快と評されるのも納得。業界自体の紛い物感を醸し出したラストが渋い。
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