ハッピーアイスクリーム

ブレス しあわせの呼吸のハッピーアイスクリームのネタバレレビュー・内容・結末

ブレス しあわせの呼吸(2017年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

運命的な恋に落ち、幸せな結婚生活を送っていたロビンとダイアナ。しかし、ロビンは出張先でポリオに感染し、首から下が完全に麻痺してしまう。人工呼吸器無しでは息もできない状態となり、余命数ヶ月の診断をくだされ、絶望するロビン。そんな夫の外に出たいという願いのため、ダイアナは自宅での看病を決意する。

生と死を"選ぶ"

『ブリジット・ジョーンズの日記』などを手がけたプロデューサー、ジョナサン・カヴェンディッシュが自身の両親の思い出を映画化したヒューマンドラマ。

とても素晴らしい作品でしたが、ちょっとスコアはどうつけたらいいのか分からない。

偽りの希望。終わるの前提の幸せ。
苦難を乗り越えた幸せだとか、頑張ればいつか報われるとか、そんな安っぽいもんではなかった。むしろそっちの方がまだ気持ちは消化できたと思う。レビュー書きながらまた泣いてるわ。

こういう映画観た時はいつも考える
僕が一生寝たきりで
最愛の人に面倒を見させることになるとする
当然相手には苦労しかないし
人生を台無しにしてしまうから
僕とはサヨナラしてほしいと思う

でもそれって実は
思いやりでも優しさでもなくて
単なるエゴでしかない
相手がどうしたいかを考えてない
愛してるからこその考えのはずなのに
相手の愛を信頼していない

この映画の2人を観てたら、そういう自己犠牲はニセモノなんだろうなと思った。
愛してるなら頼りなさいよと。
相手のために精一杯生きろよと。

ロビンが最後に選んだ尊厳死。
"生"を選んでくれてありがとうという息子の言葉。人の生き死にはそういうことじゃないはずなのにね。

こうなることが分かっていて、病に倒れてから、ここまでの人生を本当に心の底から幸せと感じれたのかな。

レビューも上手くまとまらない。
ちょっと辛すぎる。