「MATSUMOTO TRIBE」に続き二宮監督二作目。
この監督とは相性がいい。
合わない人は徹底的に合わないと思うが、私はものすごく好きだ。
音楽も画も。光の使い方は「ネオン・デーモン」を思い出す。
妄想と現実の境目が分からず混乱しそうになるけど、最後はきちんと着地していた（ように見える）のはむしろ意外だった。
彼女が最後に目覚めた場所だけは、観る人それぞれで変わるかも。
桜井ユキちゃんはいろいろ出ているらしいけど、私は「ひかりをあててしぼる」以来。
ぎりぎりアンバランスを回避している顔パーツの絶妙な配置が「かわいい」と「きれい」を生みだしている。
パンイチならぬブライチで踊り出したときは、新しいタイプの乳首死守女優かと思いきや、そのあとの脱ぎっぷりは見事だった。
高橋一生との濡れ場はしっかりそして長い。ちょっとしつこい気もしないでもない。でもふたりとも美しいからしんどくない。
脇が何気に豪華。
山谷初男に満島真之介、成田凌。
満島真之介は安定の振り切り方。
独特のメイクで全く素顔が分からなかった古畑新之という俳優も良かった。私は初見だけど今注目されているらしい。
そしてファイターもいた！
って言ってもセリフもなくそこにいるだけのいてもいなくてもいい役。でも見つけただけでテンション上がった。
