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トップガン マーヴェリックのkyokoのレビュー・感想・評価

3.9
壮大なノスタルジー映画 →いい意味で

これの前に1を再鑑賞しておくかと思って観始めたのだけど、うそーん、これこんなにダサ演出だった!? こういうノリの時代だったにしてもつらい。10分経たないうちにギブアップ。。。
というわけで、今作は完全丸腰で臨むことになったのだけども。

オープニングからもう笑っちゃうぐらいのなぞり方で、むしろすがすがしい。
コッテコテ&無理筋の展開なのに、言動がオビワン(あるいはブルースリー)で愛と青春の旅立ちもチラ見せたと思ったら、MIかよ!でトムが次から次へと力技でねじ伏せてくるから、気づいたら身を乗り出してたわ。1作目ではドッグファイトが「どっちがどっちかぜんぜんわからない」状態だった私にも分かりやすい映像だったのもよかった。都合よく端折ってる部分も大いにあるけれど、よくこれだけの情報量を盛り込めたものだなと思う。

正直「かっこいい」の前に「アメリカ怖っ」が先に立ってしまうのだけどね。
でもトム・クルーズが若手に見せつけたプロ根性はほんものだし、若手たちの頑張りにも拍手。
そして出演を引き受けたヴァル・キルマーの男気もすばらしい。

突如出現したペニー、『トップガン』に出てたっけ?と思って調べたら、セリフの中だけに出てくる名前らしい。ぜんっぜん覚えてない。これは我慢して全部観るべきだったかしら…
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