ねまる

トップガン マーヴェリックのねまるのレビュー・感想・評価

4.4
控えめに言って最高。
私の尊敬する上司の感想に、めっちゃオタク構文と笑ったけれど、謝りたいと思います。
控えめに言って最高でした。
申し訳ありませんでした。

1シーン1シーンに命かけてんのか?というくらい、全シーンにエモさが詰まりまくっていて、なんてことのないはずのシーンで涙が出る。
10分に1度くらい泣いてたんじゃないか?と思うし、途中座席で震えるくらい泣いてた。
映画館でこの映画を観れたこと、本当に幸せに思う。
映画館で観ることに価値のある映画。
映画館で観られるために、作った映画なのだから。

このエモさを作り上げるのは、
王道なストーリーに前作を絶妙に絡めていることと、
全力で挑戦したキャラクターと重なるキャストたち。
そしてこだわり抜いた映像と、ハンス・ジマー、レディ・ガガの音楽。

CGという技術で代用出来るかもしれない。
スタントマンに操縦してもらい、顔だけはめる技術もあるかもしれない。
でもそれをしない。
無人の戦闘機を開発する時代に、
操縦するパイロットを育てる。
いつかは無くなるかもしれなくても、今日じゃない(Not Today)から。

トム・クルーズをはじめ、監督・キャスト・スタッフ関わった全ての人の映画作りへの情熱が、空軍パイロットが重なって乗っかっている気すら感じた。

ヴァル・キルマーの全てのシーンが良かったし、マイルズ・テラーがグースに見えてくるそっくりさ。ハングマンへの賛も多いけど、私はマイルズ・テラーが沁みる。

この先何十年の映画の歴史で語られ続ける伝説となる作品かもしれない。
関わった全ての人の映画への情熱に、最大の感謝と敬意を。
ねまる

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