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金子文子と朴烈/朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキストのkurageのレビュー・感想・評価

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時代背景は1923年の関東大震災前後。
治安警察法で逮捕されたアナーキストの金子文子と朴烈、二人の強い信頼関係と精神性が描かれている。チェ・ヒソが淀みない日本語で金子文子役を熱演している。朴烈役のイ・ジェフン、役によって全然雰囲気違うんですが。韓国ドラマで近代日本とのつながりを描くと(自身が)勉強不足なのもあり、もしや偏っているんじゃ、と感じるところもあるけど、この映画は割とフラットにこの時代に生きた人たちのことを描いているんではないかと感じた。
ちょうどこの頃、現在NHKのドラマで放映中(未見)の『風よあらしよ』で描かれている伊藤野枝も大杉栄と共に逮捕されている。村山由佳の評伝、めちゃくちゃ面白いらしいので読みたいのだけど、背表紙があまりに分厚いので躊躇。
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