こなぱんだ

金子文子と朴烈/朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキストのこなぱんだのレビュー・感想・評価

4.0
これが劇場公開された時、日本では公開禁止になったそう

けど、2019年にミニシアターで上映されてるね

最近の京城クリーチャーに始まり、ミスターサンシャイン、その他数々の日本人が出てくる映画で、韓国人が日本人を演じているが、最早そのレベルはどの映画よりもこの映画が凄いと思うが(金守珍という日本で活動してる有名な俳優が出てた、それが結構この映画かなり頑張ってるな、と思う)

何が一番驚いたかって、こんなに酷そうに見える日本という国が、全く変わってないことだ。
今と同じ。まさに、難民を監禁して暴行して殺す今の日本の構造そのもの。
だからこそ、アナーキストとか言われてる主人公2人の裁判での主張は、驚くほど間違っていない。

昔から日本は過ちを犯していたし、それを自省することも、改善することもできない。

天皇は人間だし、美しき国日本という国はただの概念、共同幻想でしかない。天皇という人間を神と崇め、本質的な真実に目を向けず、ただただ自らの過ちを隠すために嘘をつき続ける愚かな国。

それを突きつける意味では、日本で見られるようになって良かったのでは。

映画的に面白いところは、ないです!
映画的運動とかも、ない!
こなぱんだ

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