夢のまた、夢
麦が現れる際の音楽がね、ずっと、頭にこびりついて離れないんです。あのシーンとあの音楽、もはやサイコパスで私にはとても怖かった。一種のホラーのようでした。日本のこういった「人間の怖さ」みたいなスパイシーなホラーって宝のようですよね。日本人にしかきっと作れないよ。
にしても東出昌大さんに大完敗。1人2役、見事に演じ分けていた。同じ顔なんだけど、まっっったくの別人。ほんとに違う人だった。亮平くんがただの良い人すぎてよぉ……わたしにそれ譲ってくれよ朝子……って何度思ったことか!
朝子の揺れ動く感情ってたぶん終始、納得もできなければ共感もしないし「お前それよく出来るね?」って思いがちなんですが、恋、したんだろうな、一世一代の恋、したんだろうよ。っていう漠然な少しの理解。
ずっとモヤモヤしてたはずなのに、EDに放たれたtofubeatsの音楽でスーーーーッと綺麗に浄化されていきましたね。本当にいつだってtofubeatsはすごい。すごいよ。
渡辺大知くんの演技には結構かなり脱帽でした。泣きそうになってしまった。きっと誰よりも誰よりも見守っていたんだろうね、ずーーっと。今思い出しても泣きそうです。