ヘンな映画、ヘンな映画！こんなん忘れられない！スコアとりあえず付けたけど正直1回観ただけじゃちゃんと評価できない、後からじわじわ気づくことが多すぎて、全然足りない…！
映画を観ている感じが全然しないんです、ドキュメンタリーっぽい撮り方も多いけど、かと言って別にドキュメンタリー風にしようとしてる感もなく、結構トリッキーな撮り方するし、広角レンズで映したカラフルなモーテルの景色は子供の心象をそのまま映し出したようでもあり、ラストに至っては何が何だかわからん。この映画、観客はかなり作り手にコントロールされてる気がする。
何か起きそうな不穏な空気はずっとあるのに、日常の一コマ一コマを淡々と切り貼りしたような映画なので、ラストにつながる決定的なきっかけたちには観てる間には気がつけない。そういう作り方が、リアルタイムではどんな事がどう未来に影響するか気づけない日常の特質を上手く表現してるように思う。自分の生活をマクロに見られる人なんてなかなかいないもん
ひゃー、上手く言えないけど、フィクションでしかできないことを見事にやってのけた映画だと思いますね！でもこの映画の背景にある現実はノンフィクションで、ショーンベイカーも観た人がそうした社会問題に目を向けるようになったら1番の魔法だ的なこと言ってたし、本当のモーテルで暮らす人たちにとってのノンフィクションを忘れちゃいけないなとも思います
