ズシンときました。
でも私は、終始ミルドレッド側にいて。「男には分からないんだよ」とか「自分が…自分の娘が…っていう立場になったら同じこと言う余裕なんかないはず」とかって思ってて。
それは、誰に何を言われても、周りで何が起こっても、怯まずに主張を貫いたミルドレッドのその姿勢に、心動かされるものがあったからかもしれないなと思います。
プラス、みんなが味方する署長や警察の大切にしてきたもの、守りたかったものが何なのか?が、私には共感できなかったっていうのもあります。
怒りの正体って…寂しさだったり、悲しみだったりするなって昔から思ってて。なので、ラストに最初は“?!”だったけど、よく考えてみると“そうなるかもな”って。「辛いと思うよ」と、ありふれた正論を100回聞くよりも、結果がどうあれ、真の行動ひとつに触れてミルドレッドの心が和らいでいったのだと思ったので。
主観と客観や物事の表裏、内側と外側などが上手く作品の中に埋め込まれていると思います。