ニクガタナ

ブリグズビー・ベアのニクガタナのレビュー・感想・評価

ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)
3.7
偽親から異常な愛情ととんでもない労力かけて育まれ、歪んじまった人生を肯定し、昇華再生する前向きなストーリーが素晴らしい、優しさに満ちたファミリードラマ。展開ほぼ読めるがやはり泣く。ブリグズビー・ベア(あー言いづらい)のデザイン秀逸。80年代SF映画風アレンジの主題歌も好き。偽父がマーク・ハミルだなと思って観てたら、その後登場する刑事もマーク・ハミル風。この刑事が元舞台青年で、劇中劇の撮影時に芝居のリテイクを要求するシーンが実に可笑しかった。ロケーションなど監督の「スター・ウォーズ」オタクぶりが随所で伺える。刑務所で偽父が突然読み出したナレーションのキャラ声上手くてビックリ。偽親冥利に尽きる良いシーンだった。元自主制作映画野郎としては、コンテ描き、ロケ撮影、上映会と懐かしさを覚えいちいちグッとくる。
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