足拭き猫

ブリグズビー・ベアの足拭き猫のレビュー・感想・評価

ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)
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導入部分、おとぎ話のようにジェイムスの生活が語られる。
ガラスの外の空にはロッキングホースが横切り、木でできた虫たちが飛んでいる。悪者の(!)太陽は望遠鏡が刺さった「月世界旅行」の月とそっくり。画面はVHSで荒いけど色は総天然色。

「オズの魔法使い」とかNHKの人形劇とか昔みた懐かしい映像たちを思い出した。それを想起させる音楽もステキだった。

外の世界での実の父親や妹との葛藤が描かれるが、やがて皆がジェイムスの熱意に引き込まれていく。物語の展開は多少甘いけど一生懸命な人に対しての温かい眼差しが心地よい。

最後にブリグズビーと決別したジェイムスの次の世界は、どんな場所なのだろう。