ピッツア橋本

スクリームのピッツア橋本のレビュー・感想・評価

スクリーム(1996年製作の映画)
4.3
“これはホラーじゃない。推理サスペンスだ!!”

突然鳴る奇妙な電話。その受話器を取った人々は次々と殺されていく…町で起きる連続猟奇殺人。そこには黒いマントに白いお化けのマスクをしたサイコな犯人の目撃談が浮かび上がってくる。

主人公の母はかつてコイツに強姦殺人された暗い過去を抱きつつも明るいハイスクールライフを送っていたのだが、再び現れたその連続殺人犯からの電話が彼女にも掛かってくる。そして新たな惨劇産声か叫びとなってこだまするのであった!!

といった感じのホラーサスペンス。
この連続殺人犯、スクリームはあくまで覆面をした人間。そこが肝。
作中でもメタ的に語っているが、あらゆるホラースプラッタ手法を踏襲したり、逆手に取ったりしてランダムな感じの殺戮シーンを演出している。

正直、アクションパート以外あんまり期待しないで観ていた分、ラスト30分の展開力にはグッときた。
いちサスペンスストーリーとしても充分面白い。

観終わった後に、なかなかグッドバランスな映画だったなあと思える作品です。
ピッツア橋本

ピッツア橋本