トマ姫

友罪のトマ姫のレビュー・感想・評価

友罪(2017年製作の映画)
4.0
主要人物達は皆、何かしらの罪を抱えている。法に触れる者触れない者、罪の内容は様々だが、それぞれに罪の重さを感じ、それを背負って生きている。

罪とは。
加害者とは。
被害者とは。
償いとは。
生きるとは。

人は大なり小なり罪を犯し、それを抱えて暮らしている。それでも生きていく。生きていかなければならない。その罪とどう向き合い、付き合っていくか。

「罪と共に生きる」

重苦しいテーマに深く考えさせられる作品。

残忍な殺人で捕まった凶悪犯は100%悪の成分でできていると思っていたけど、必ずしもそうとは限らないんだよなぁ。

要はどこを切り取ってその人を見るか。犯罪者関係なく、日常の生活でも。私から見れば嫌なとこばかりの人も、別の人から見たら違った良い面があって、私がそれに気づいてないだけ。そんなことを考えたりもした。

仙台の舞台挨拶をハシゴ!1日に2回同じ映画を観るのは初めてだ。全国舞台挨拶行脚の最終地が仙台で、MOVIX仙台がオーラスだったらしい。

最後の挨拶、世々監督が泣いていた。今作への思い入れを熱弁するあまり、感極まったのだろう。監督の気持ち、作品を通じて全国に伝わればいいな。斗真くん、瑛太、仙台に来てくれてありがとう!
トマ姫

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