盛岡東映
盛岡東宝
盛岡名劇
仙台東宝
桜井薬局セントラルホール
藤沢オデオン座
フジサワ中央
これらは全て、私がかつてお世話になった映画館だ。今は存在しない。私にとっての朝日座は盛岡東映であり、盛岡東宝であり、名劇である。この思い出の7館を投影してスクリーンを観ていた。
ミニシアターの閉館というのは何度ぶち当たっても淋しいものだ。それを回避しようとするストーリーは興味深かったが、胸が高鳴るような策が見られるわけでもなく、大して何もできないまま解体へと近づいていくのは物足りなさを感じた。
映画館の再生を描きたいのか、先生との絆を描きたいのか?
なんだかどっちつかずで、どちらも中途半端になってしまった気がする。2つの物語は絡み合ってはいるものの、相乗効果を生んでいるようには見えなかったなぁ。
病室のシーン好き。二人のテンポ良い掛け合いが絶妙で笑ってしまった。この役が大久保さんて納得だなぁ。あの一言おもしろすぎでしょww 名言。迷言?肌艶良すぎて病人には見えなかったけども。
南相馬出身の先輩に朝日座行ったことあるか聞いたら、
「めっちゃ行って映画観てた!」
「小さい映画館だけど青春が詰まってる」
って返ってきて、朝日座が一気に身近に感じた。親近感!
思い出の映画館があるって尊いよな。盛岡東映も盛岡東宝も名劇も、ここで観たもの全部、私の血となり肉となってる。
大切な映画館が潰れないように、1本でも多く足を運んでいきたい。これからもずっと。