こっちからしたら、ソン・ガンホの尊顔を拝みたてまつりに劇場へやってきたようなもんなのだ
だからソン・ガンホがニッカーと笑えばこっちだって笑っちまうし、ソン・ガンホがポッローと泣けばそりゃ泣いちまう
緩急の振れ幅は終始まことに絶妙なのだが、目を覆いたくなるような残虐行為に対する、マッドがマックスな仲間たちの反撃にはヤラレタ!
韓国の黒歴史とも称される「光州事件」から40年近く経ち、こんなにも熱量の高い作品が韓国自身から世界へと発信されている事実にも胸を打たれるが、それでは終わらない
約束は海を越え、
友情は国籍、そして言語を越えていく
やられた。