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泣き虫しょったんの奇跡のgcpのレビュー・感想・評価

泣き虫しょったんの奇跡(2018年製作の映画)
3.0
よーいどんのスタート地点に立つ前に備わっているものとして、才能と環境だったらどちらがギフトなのだろう?叱責は兄が担当するような絶対的な味方の家族と、多くを語らず高め合うライバルと、別の立場から応援してくれる人たちと。もしユウヤみたいに家族に反対されていたら。もし父が死んでいなかったら?結局才能も環境も関係なく、こんな時どうする?といった時にでてくるような人柄がすべてなのかもしれない。それは環境によって培われたというより恩師が言っていたとおり何かひとつのことに熱中したひとりっきりの経験や時間によって培われたもので本当にいつか形をかえて役に立つのだ。「泣き虫」ていうほど泣いてないけれど、普段将棋に対してほとばしるような情熱がみえない分、想いが濃縮された涙は胸がくるしくなった。大人のいまでも誰かが松たか子みたいに大切なことを投げかけてくれているかもしれないな、それが自分に必要なときにちゃんと響くように、自分の好き!に正直に生きていたいな。
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