蟻子

泣き虫しょったんの奇跡の蟻子のネタバレレビュー・内容・結末

泣き虫しょったんの奇跡(2018年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

めーっちゃ良かった。周りの人たちがいい人すぎてだめです。私の涙腺は崩壊しました。
幼馴染で親友でライバルのお隣さん、優しくて理解のあるお父さんにお母さん、共に夢を追う仲間に、夢が叶うと信じて導いてくれる大人たち。最高やん。


忘れたくないので個人的な細かいところを書きます。。

もーただでさえ國村隼ブームなのでこんな優しげなお父さん役が見られるなんて!?と意外な役どころにテンション上がりまくりで、生炊きになったご飯を「俺は食べるよ、この芯がいいんだよな。アルデンテってな、はは」的なシーン。からのジョギングへ向かうお父さん。え、これまさかまさかやめてやめてーーー。あーーー。。でもそこでお父さんの亡骸に向かって「俺は父さんが思ってるほど将棋を頑張らなかった」と告白するしょったん。そのあたりからもうジワジワきてます。やばいっす。
しょったんの夢のために尽力してくれる人たち、応援してくれる人たち。そして極め付けに小学校の担任の先生から届くドラえもんの葉書。あーもー無理。
勝つことへの貪欲さに欠けていた、勝つことに慣れていなかった泣き虫しょったんが、自分の夢のためはもちろん、自分を支えてくれた人たちを喜ばせるために、勝ちに行く。アツすぎる。。


まさかお隣の悠野くんが大きくなったら野田洋次郎になるとはねーー!
駅で握手求めてくるだけの藤原竜也を筆頭に、役者陣が豪華すぎてノイズに感じたという意見も聞いてなるほどなとも思った。
実際のプロ棋士達も多く出演されているそーで、知識が無いからそういうのに気付けないのは悔しいな。
一見地味で渋くて泥臭い将棋の世界に対して、音楽がめっちゃカッコよかったです。

しょったんそんなに泣き虫じゃないじゃん、別に泣いていい場面でしか泣いてないやん、とは少し思ったけど、それ以上に自分が泣かされたのでそんなもんは全く気にならなかったです。感動の押し売り感も否めないのかもだけど、まんまと泣いてしまったし楽しかったよ。
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