途中まで安藤政信の必要性がわからず、「池脇千鶴と明海だけで良くね?」なんて思っていたが、そっか、描きたいのはそっちか。恋愛より“大切な人の死と向き合うこと”がメインテーマなのかな。すでに亡くした者と、これから亡くす者と、2つの人生をリンクさせて。
この物語からの収穫は正直あまりなくて、強いて言えば明海の気持ちが気になったくらい。どんな思いであかねと一緒にいたのかな。
しかしながら、池脇千鶴は私の中で長年トップに君臨していた元祖・好きな女優!主演作観るのは『そこのみにて光輝く』以来かな。池脇千鶴らしい役で、あの可愛らしい癒しの声に終始とろけた。それだけで満足。