マサラチャイ

殺人者の記憶法のマサラチャイのレビュー・感想・評価

殺人者の記憶法(2017年製作の映画)
4.5
脚本の上手さのおかげで、最後まで楽しく見られた。主人公がアルツハイマーで、記憶の混乱が生じる設定は下手をすれば見る人を置いてけぼりにしてしまうが、蚊帳の外になることなくストーリーについていけた。主人公が正しいのか、それとも都合よく記憶を改竄しているのか。終盤まで明らかにならないのでハラハラした。所長が黒幕かと思ったが、結局ただの親切なおじさんだった。テジュの光のない目が本当に怖い。あんな目ができる演技力には脱帽。最後まで面白い良作サスペンス。