マサラチャイ

虐待の証明/ミス・ペクのマサラチャイのレビュー・感想・評価

虐待の証明/ミス・ペク(2018年製作の映画)
4.0
「虐待を受けて育つと自分も虐待するようになる」というのはある種の呪いだと思う。私自身も虐待を受けたけれど、自己犠牲的で人に尽くすのが好きなお人好し(カモにされやすい)性格なので、加害者と同じにされたくない。悪気なくこういうことを言う人は多いけれど、被害者に対するセカンドレイプでもあると思う。主人公は自分のことが嫌いだから、わざと悪ぶって自分を貶めているように見えた。警察官は正義感は強いけど、キレやすくて配慮に欠けるタイプ。正直苦手だなあ。虐待の非道さを知って、支援制度が整うといいな。