アジア全土で大ヒットを記録したタイ映画。カンニングという題材で、IQ低そうな手法だったら嫌だなと思いながら見始めたんだけど、なかなか知性を感じる方法で行っててよかった。ちなみに普段落ちこぼれな人が知恵を駆使しカンニングする金田一少年スタイルじゃなく天才がクラスメイトに答えを知らせるという方法だった。
演出がスタイリッシュでテンポよく、カンニングの難しさ以外にもいろいろな困難が降りかかってきたりするので、見てる側も緊張感を切らさずに見れた。映画館で見てたら2時間あっという間だっただろうな。後半の展開はそこらへんのサスペンス映画よりもハラハラドキドキした。
終わり方があんまり好みじゃなかったのでちょっとスコア下げたけど、全体的に見るととてもクオリティの高い映画だと思った。中国韓国などのアジア各国でタイ映画史上No.1の売り上げを記録したのもわかるなって感じ。頭の良さを感じる映画だった。
ちなみにヨーロッパの大学って大学を卒業するのが大学合格並に難しいって言われてるんだよね。カンニングでヨーロッパの大学行けたとしてちゃんと卒業できんのかな、とかそんなことが気になった。