マサラチャイ

バッド・ジーニアス 危険な天才たちのマサラチャイのレビュー・感想・評価

4.5
始終ドキドキハラハラ。カンニングの手口がスパイ映画さながらで、よくこんなの思いつくなあと感心した。カンニングの依頼者はローリスクで罰を受けないのに、実力で問題を解いているリンは失敗すると重い代償を支払わなければならない。汗びっしょりで生きた心地のしないリンと、のんきにパーティーなんてやってる友人の差。友人は選ばなきゃね。友人の頼みや責任感で人に流されっぱなしだったリンが、最後は自分自身の意思で行動できるように成長する。単なるカンニング映画にとどまらず、ヒューマンドラマとしても秀逸。サスペンスとしても面白いので是非一度観てほしい。