暴力と破滅の運び手

METライブビューイング2017-18 プッチーニ「トスカ」の暴力と破滅の運び手のレビュー・感想・評価

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スカルピアがトスカに欲情する瞬間がはっきりと描かれるのにまず目を惹かれ、またトスカの信心深さがはっきりと分かる演技付け(殺害後に燭台を置くこと、また許しを請うため両手を掲げる所作を飛び降りる瞬間にもしていること)も地味ながら新鮮だった。というわけで手堅くよい演出であると私は思いました。