昔々、日活児童映画というジャンルがあった。
道徳の授業の一環として、主に小学校の体育館で、
年に1~2回上映された。
本作はその作品群の中でも傑作と言われている作品の1つ。
でなぜ、今回この児童映画をupしたのか?
以前、nagaoshanさんのレビューにちょろっとコメントしたことがあると思います。
理由は二つ。
1つ目。
私がマーロン・ブランドと並んでウルトラリスペクトしている、
優作さんと夏目さんの次に大ファンである原田美枝子さんの両者デビュー作(細かく言うとデビュー前の初出演という位置づけ。しかし、ちょい役ではなく主人公の男の子の姉役なのでかなり出番は多い)であるからです。
数年前に念願のDVDも発売されました。
まぁ~それだけなら今夜わざわざupする必要はありません。
二つ目の理由が、私にとって大事件なのです!
私が知る限り、作品【X】は1974年の冬に公開された後、
40年ほど前に一度だけテレビ放送された以外、
フィルムセンター、神保町シアター、シネマヴェーラですら
リバイバル上映されていないと思います。
ただ、とある埼玉のド田舎(深谷市民の方すいません)でだけ、
過去に数回上映されている(毎回予定が付かずに涙を呑んでいた(;_;))。
なぜかというと、この作品【X】が埼玉県深谷市で撮影されたからなのです。
そしてこの作品こそ、我が麗しの原田美枝子さんの本格的なデビュー作なのであります★
長きにわたって、どうして もどうして もどーしても見たい作品の1つでした。
深谷市役所に電話をして、上映のための条件(資金等)をクリアしてでも見たいと思っていました。
そんな矢先。
世の中不思議なことが起きるものです。
先日アップした「軌道の上の恋」を再鑑賞している最中に、
なぜか作品【X】が頭に浮かんできた。
無意識のうちにラストの流れ星のシーンで、
「やれるだけのことはやってみるので、どうか願いを叶えたまえ」
なんてことを心の中でつぶやいたいました。
で、なんと!!!!!!!!!!
数日前、日本映画専門チャンネルのメルマガの8月放送予定一覧に、
○●蔵出し名画座●○
「恋は緑の風の中」 ※未ソフト化
もうマジで泣きそうになった。
いや、ちょっと泣いたかもしれない(笑)