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大頭脳のbeachboss114のレビュー・感想・評価

大頭脳(1968年製作の映画)
4.0
やっぱり最後は「ぶら下がる」ベルモンド。本来ならドタバタ・コメディなんだけど、今や時代の速度に置いていかれてドッタンバッタン・コメディに感じてしまうのはやむを得まい。要するに、昔はめちゃくちゃ笑えたはずのドリフも、今改めて見るとそれほどでもないのと似ている。

だからと言って全く面白くないわけではなく、雑で「ス」が入ってるだけで、お味自体は悪くない。仕掛けも大がかりだし、欧州を股にかける鉄道の疾走感も空撮も、絵的に実に気持ちいい。

ノリはルイ・ド・フュネスものに近いと思って観ていたら、監督が同じで主演コンビの片割れがJPになってただけだった。

あとは、安定のthe dandy デヴィッド・ニーヴンに、同じく安定のthe ugly イーライ・ウォラック。

個人的には、対向列車にロープが引っかかって持って行かれるシーンが一番笑えた。絶妙の呼吸。
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