真っ黒こげ太郎

ブッシュウィック-武装都市-の真っ黒こげ太郎のレビュー・感想・評価

4.5
里帰りしたら、戦場だった!!!


「近年人気上昇中のプロレス俳優、デイヴ・バウティスタさん主演!」
「僅か10カットで書くサバイバル・アクション!」
「「ザ・レイド」の制作会社&スタッフ!」

このお膳立てでドンパチ系な内容となれば観たくなるに決まってるのですが、結局近所で公開してくれなかったので結局レンタルで観ることに。
(最も今作は元々の公開規模が小さいのでまだ許せたんですが…。)

それだけならまだいいのですが、レンタル後に調べてみたら何かネット上の評判が良くなさげ…。
お陰で中々観る勇気を踏み出せず。他の作品を優先して観てたら、もう返却日前日に…。

でもまぁ、観ましたよ。気になってはいたんだし。
わざわざ新作料金で借りたんだし、レンタル代勿体ないし。


率直に言うと、十分楽しめました。 なんだよ!面白いじゃねーか!w
アレな部分はあるっちゃあるけど、最後までハラハラドキドキしながら観ました。

長回しの映像は緊張感を醸し出してるし、ワンカットのアクションも数少ないながら良く出来てる。怪我の治療シーン等も工夫してあって悪くない。

お話は正直行き当たりばったりだけど、その行き当たりばったりな所は「戦地にドラマはない」的な感じがして悪くない。 一応ドラマを挟む静かな所もあるが。
正直イラつく奴もいるが、そんだけ皆慌ててたり、必死なのが伝わってくるのが良かった。
(バウティスタさんもマッチョヒーローというわけではなく、人間味のある役で好感触。)
ラストの大混戦も凄い臨場感だし、ラストの展開も色々とビックリ…。

正直最後のオチは流石にどうかと思ったし、微妙な所もある。似た作風の「レッド・ドーン」等に比べると地味な内容だけど、緊張感の高いワンカットの戦争アクションとして素直に楽しめました。

俺は結構良かったと思うんだけど、そんな酷い内容かなぁ?
(C~Z級の映画ばっか観てる俺の感覚が麻痺してるだけかもしれんが。)
とりあえず、緊張感の高めなアクション・スリラーとかが好きなら観ても損はないと思うよ。