シド

スパイダーマン:ファー・フロム・ホームのシドのネタバレレビュー・内容・結末

4.4

このレビューはネタバレを含みます

観終わった直後に書きます。
まず挙げたいのはラストバトル。鳥肌。
 
ピータームズムズことあまり目立っていなかったスパイダーセンスが大活躍。
ラストのセンス全開バトルシーンは、シリーズ比較しても上位に入ると思う。
スタイリッシュでかっこよかった。ほんとすき。

でストーリー。
トニーが亡くなったことで、ヒーローとしての支えが消えた不安と、青春を謳歌したいもどかしさとの板挟みが今回のピーター。

同時に亡くなったことで、その座を狙っていたのが今回のヴィランでもあった。
シリーズ追ってるとわかる、すごい意外な人物だったのも面白い。

一度負けてハッピーに鼓舞されるピーター。その後アイアンマン制作中のトニーのような動きで、新スーツを開発するシーンはニヤリとする。
その後ハッピーが社長の面影に気づくシーンも感動したね。

エンドゲームの余韻があり、比べると物足りなさも感じる。
けど、ヒーローの自信に負けて、その心に漬け込んでくる幻覚を使うヴィランや、それを押しのけて一人で超えるピーターは成長を感じるし、単体作品からこその心情変化はよく描けてたと思う。
大物のトニーを失った環境もあるけど、ホムカミよりも劇的な変化だと感じた。

今回のテーマは「信用」だと思う。
トニーが亡くなったからこそピーターの心に穴が空いてた、そこに埋まってきた信用こそが最大のヴィランだったのではないか。
それとヴィランといい、マルチバース展開を推す宣伝といい、エンドロール(両方)といい、観客を裏切る展開が多かった。これも信用?だったのかな笑

なんにしても面白かった!!
そして〜〜一本取られた!
今後の展開も楽しみ。どんどん裏切ってほしい。それ最高。

……マジで大好き。
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